| ブラジリアン・サウンド サンバ、ボサノヴァ、MPBーブラジル音楽のすべて クリス・マッガワン、ヒカルド・ペサーニャ著 武者小路実昭、雨海弘美訳 シンコー・ミュージック |
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| これはかなり充実してます。あらゆるジャンルを網羅している、といってもいいかな。他の本では無視されてしまっているような、言ってみれば俗っぽい音楽についてもちゃんと記述があるのがなによりうれしい(わたしはその手のが好きなので)。日本版では、さらに2000年までのブラジルミュージックシーンについてざっと補足がされています。 |
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| ブラジリアン・ミュージック 中原仁編 音楽之友社 |
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| ブラジル音楽を聴き始めたころ、これは本当に役に立ちました。とあるサンバチームの人に、これを読んで、興味を持ったものから聞いてみれば?と勧められたんですが、ジャンル別にアーティストの紹介がしてあって、何を買っていいかわからないビギナーには、ほんとに羅針盤みたいな存在でしたね。さすがに情報が古くなってきましたが、じつは2001年版より、こっちの方がわたしには使い勝手がいいです。 |
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| ブラジリアン・ミュージック 2001 中原仁編 音楽之友社 |
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|  | ミステリー・オブ・サンバ エルマノ・ヴィアナ著 武者小路実昭訳 ブルース・インターアクションズ |
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| クールな装幀、タワーレコードで購入…のわりに、これはかなり硬派な本でした。副題が『ブラジルのポピュラー音楽とナショナル・アイデンティティー』なのですが、まさにそのとおりの内容。かなりの部分が“ブラジルらしさ”はいかにして確立されたか、というような記述にさかれていまして、サンバについては、その例としてとりあげられている、という程度です(なので、音楽の欄より、社会のところに入れるべきだと思うのですが、とりあえずこちらに入れておきます。このページすいてるし(笑))。英語版からの翻訳らしいんですが、ポルトガル語の原著はこの倍くらいあるそうで、ダイジェスト版でたすかった、というのが正直なところ(笑)。
ただ、内容の小むずかしさにもかかわらず、わたしにはかなりエキサイティングな本でした。漠然と感じていたブラジルに関する疑問をとくヒントをたくさんもらったし、ブラジルという国について、また移民史さえも別の角度から見ることができておもしろい。それに、たしかにブラジルについて書かれてはいるのですが、気がつくと日本の例をあてはめて納得していたりして、じつはけっこう普遍的なことを言ってるのではないか、という気もしました。
音楽については、サンバがなぜ「国民音楽」になったのか、というところを中心に、その後のボサ・ノヴァ、トロピカリズモ、ロック、ブロコ・アフロなどについてもふれられています。このあたりも(とくにロックの部分が)けっこうおもしろかったです。サンバのミステリーは、少し知識がないとなにがミステリーなのかわかりにくいと思うので、ブラジルの音楽についてあまり知らない人なら、先に『ブラジリアン・サウンド』でも読んでおくといいかもしれません。 |
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