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ブラジル社会・生活

ブラジルについてわかりやすく説明した本は少なかった(手に入りにくかった)んですが、
最近ぼちぼち出てきたのがうれしいとこです

ブラジル全般ブラジル生活・エッセイブラジル社会・文化ちょこっとブラジル

※コメントがないものがありますが、かなり前に読んだ、あるいは手元にない、などの理由で、コメントできるほど記憶が鮮明でない、というだけです。他意はありません。

ブラジル全般
 

ブラジルを知るための55章 アンジェロ・イシ 明石書店


こういう本を待っていた!といいたくなるような、あらゆる視点からブラジルを紹介した本。ブラジルに興味を持ち始めたばかりの人にも読みやすくておもしろく、なおかつ年季の入ったブラジル好きにも満足できる内容。完全にこの本にうなづくことばかりではないのですが、とにかくブラジルに興味のある人なら誰にでも自信を持っておすすめできます。ひとつひとつの章について、もっと読みたい、というくらいしか不満はありません。ブラジルビギナーはまず一冊買いましょう!


■改訂新版 ブラジル ピエール・モンベーク著 山本正三・手塚章共訳 白水社(文庫クセジュ)


■ブラジル宣言 港千尋、旦敬介、C・ヴァネック、管啓次郎、今福龍太 弘文社


■SWITCH Vol.19 No.8(雑誌) スイッチ・パブリッシング


特集でブラジルをとりあげてますが、その特集が雑誌の3分の2以上を占めているというすばらしさ。サブカルチャー関係の記事も多くてうれしい。ほとんど写真集、というくらい写真もたっぷりのってます。発売からだいぶたった頃にネットで知り、バックナンバーを置いてある書店をさがしまわりました。手に入れたときはうれしかったな〜。
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■ブラジル社会の歴史物語 田尻鉄也 毎日新聞社


ブラジルの歴史というと、日本人移民史に関係があるあたりからしかよく知らなかったのですが、この本にはそれ以前、ポルトガルの歴史から、ブラジルの植民地時代、日本以外の国の移民についても述べてあって、なるほどと思うところも多く、新鮮でした。しかし、ポルトガルに対しては相当きびしいというか、容赦ない見方をしてるので、ここまでボロクソに言っていいもんだろうか、と心配になるくらい。


■ブラジル学を学ぶ人のために  富野幹雄・住田育法編 世界思想社


これは、本当にタイトルそのまんま、大学などで勉強をはじめる人への概論、という感じの本です。大学で「ブラジル学概論」などの講義の教科書として使うにはぴったりな本なんじゃないでしょうか(本当に教科書として書かれたような気もする)。
本の性格上しかたないのですが、広いジャンルにまたがって紹介している分、それぞれについての記述が大まかな骨子にとどまっているので、ややものたりなさを感じるところがありました。とはいっても、そこからさらに調べていく、とっかかりのたたき台としては十分役にたつと思います。しかし、調べていくといっても、どうしても学術論文とか原著が多くなっちゃうのが日本在住一般人にはつらいところ…。
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■大自然の楽園 ブラジルへようこそ eBRAZIL発行


これは、ブラジル全土を紹介した本です。オールカラーの写真集でもあり、説明文はポルトガル語日本語併記。ブラジル好きにはうれしい一冊ですね。各地域の詳しい説明に加え、なまじのガイドブックにはのってないような場所の紹介もあって、見ていると「こんなところがあったのか!行く前に読みたかった…」とくやしくなったり、「次に行ったとき、ここは絶対行きたいな」とわくわくしたりします。こうしてまとめて見ると、ブラジルの多様性というのがよくわかりますが、とにかく「ああっ、行きたい〜!」という気になってしまうので、なかなか危険な本ともいえます(笑)(さすがに大きすぎて、旅行には持っていけないと思うけど)。
ちょっと手に入りにくいかもしれませんが(ふつうの本屋さんでは売ってないと思う)、発行元のeBRAZILが運営している“ブラジル・サイト”から購入可能です(写真や企画のコンセプトもここに載ってます)。


■ブラジル カーニバルの国の文化と文学 田所清克 泰流社


もう少しやわらかい本かと思いましたが、意外に専門的な本でした。日本では、ブラジル文学というのはかなりマイナーで悲しいんですけど、そういう中、こういう本によって、ブラジルの文学史が紹介されているのは非常にありがたいことです。研究者にとってはほんとうに助かる本なんじゃないでしょうか。わたしはアマードが好きなので、巻末のアマードについての部分がとてもうれしかったです。


■+81 Voyage Brasil issue 知られざるブラジルの魅力(雑誌) ディー・ディー・ウェーブ


本当にたまたま本屋で見つけて買いました。+81(プラス・エイティーワン)という雑誌の別冊というか姉妹誌?というかそんな雑誌らしいです。雑誌といっても一部で特集されているわけではなく、ワンテーママガジンというか最初から最後までブラジル。広告までブラジルオンリーで、しかもスタイリッシュなのはあっぱれ。この本のデザイナーがうらやましい(笑)。 内容は↑に描いたSWITCHとちょっと似た切り口ですが、こちらは建築(当然オスカー・ニーマイヤーから始まります)、グラフィック、プロダクトデザイン、WEB、ファッション、映画など、ブラジル現代アート(のクリエイター)に焦点を絞って取り上げてまして、そういうほうに興味がある人はかなりおもしろく読めると思います(+81という雑誌がアート系の雑誌みたいなのでそれでなのかな)。各アーティストのインタビューものってるし、ほんとにこれ貴重です。ありがたや。あ、ちなみに日英対訳のバイリンガル誌です。

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ブラジル生活・エッセイ


■オイ!ブラジル 日下野良武 毎日新聞社


■ブラジルに魅せられて 日下野良武 毎日新聞社


■ほほ笑めばブラジル 日下野良武 毎日新聞社


■朝からブラジル 日下野良武 毎日新聞社


この四つは、同じ著者によるブラジルについての楽しいエッセイ、というか、読み物になってます。わたしの好みから言うと、おやじギャグはもう少しひかえめにしてほしいんですが(笑)、図書館にもだいたいあるみたいだし、書店でも手に入りやすいので、ブラジルに興味を持った方は、気軽にこのあたりから読んでみてはいかがでしょうか。


■ブラジル学入門 中隅哲郎 無明舎


■ブラジル観察学 中隅哲郎 無明舎


■センティール?ブラジルー人間・そして愛 鈴木一郎 青蛙房


■ブラジルと日本人 斉藤広 サイマル出版


■放浪記ブラジル 可能性を秘めた新天地 田嶋謙三 柏書房

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ブラジル社会・文化


■バイーア・ブラック ブラジルの中のアフリカを探して 板垣真理子 トラベルジャーナル


サルヴァドールについて日本語で書かれたものは意外と少ない。これは、サルヴァドールの黒人文化などをわかりやすく紹介してあって、サルヴァドールに興味がある人は必読。著者は、もともとアフリカからブラジルに興味を持ったカメラマンなので、アフロブラジル文化についての理解も深く、すてきな写真も入ってます。写真集もほしいんだけど、本屋で見かけたことないんだよなぁ。


■耳をすませて聞いてごらん 小貫大介 ほんの木


■ブラジルから来た娘タイナ 十五歳の自分探し 小貫大介 小学館


これはブラジルについての本ではなく、娘の不登校を経験した著者が日本の教育問題について考えて書いた本です。同時に、シュタイナー教育や、シュタイナー教育から見た十五歳という年齢についても語られます。本当なら『日本の中のブラジル』にいれるべきなんですが、ブラジルでの経験を書いた『耳をすませて聞いてごらん』と同じ著者による本だし、できればこの二冊は合わせて読んだ方がいいのかな、と思ったので、こちらに入れておきました。
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■リオの路上から イボネと子供たち Yvonne Bezerra de Mello 宮川智恵子訳 丸善プラネット株式会社


ブラジルの大きな問題のひとつ、ストリートチルドレン。この本は、リオに住む著者がストリートチルドレンたちをケアする様子が書かれており、いわば最前線の現場からの報告。かなりショックでした。


■路上の瞳 ブラジルの子どもたちと暮らした400日 木村ゆり 現代企画室


■甦る大地セラード 日本とブラジルの国際協力 青木公 国際協力出版会


■ブラジルの記憶 「悲しき熱帯」は今 川田順造 NTT出版


■ブラジル民衆本の世界 コルデルにみる詩と歌の伝承 ジョゼフ・M・ルイテン 中牧弘允他訳 お茶の水書房


リテラトゥーラ・コルデルという、北東部の民衆中心に読まれている冊子について書かれたものです。このコルデルというのは、ヨーロッパの吟遊詩人の流れをくむものらしく、基本的に歌うことを前提とした詩の形をとっているそうです。
しかし、ブラジルには口承文学の伝統がある、というところを読んでいて、「そっかー、それでブラジル人ってピアーダ(小咄)が好きなのね」「それであんなにしゃべりまくるのか」とみょーに納得してしまいました。途中でコルデルに見る日本人像について書かれた章がありまして、これが90年に出たものであることを考えると、その後変化があったのかどうかも知りたいところです。あと、表紙絵の素朴な木版画がたくさん収録されていますが、これがなかなかいいです。このコルデルは、日本の民博(国立民族博物館)にもコレクションがあるようで、できるものなら一度見てみたいです。とにかくいろいろと興味深い本で、取り寄せてもいいかな(図書館で借りたもんで)、と思ったら、どうも品切れの模様で取り寄せ不可。無念…。
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ちょこっとブラジル


■踊るカメラマン 板垣真理子 晶文社


『バイーア・ブラック』の著者のエッセイというか自伝というか…著者の履歴書みたいな感じかな。アフリカ、ブラジルなどでの音楽と撮影にまつわるエピソード中心に書かれてます。おもしろいです。


■ニューヨークで暮らすということ 堀川哲 PHP新書 


これは、タイトル通りの本なんですが、うち一章がブラジル人女性のニューヨーク生活(というよりデカセギか?)にあてられています。日本でブラジル人が関係したトラブルを見聞きするたび、他の国でのブラジル人の生活はどうなんだろう、と気になっていたので、その一端をかいまみることができておもしろかったです。まあ、ほんの少ししか書かれていないし、だいたいこの場合はあまり一般的な例ではないと思いますが、かなりネットワークができてるらしいところや、この女性のプライドの高さが(いかにもありそうで)おもしろかったです。ちなみに、この本は9.11以前に書かれているので、現在の様子はわからないのがちょっと残念。
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■日本人の価値観・世界ランキング 高橋徹 中公新書ラクレ



これはタイトルどおりの本なんですが、第二部の世界価値観調査74カ国の調査国の中にブラジルもあります。ブラジルについてのコメント自体はほとんど皆無といってもいいんですが、けっこう意外な結果がでてるのでおもしろかったです。各ランキング中、ブラジルの最高位は、なんと他人の期待に応えることをいいことだと考えるランキング(5位)、反対に最低なのは他人を信用するかどうかのランキングで、こちらは最下位…。まあ、文中にもあるとおり、現実への反動が結果にでる、というのはあると思いますが(なんせ、他人の期待に応えることを肯定するランキングで、日本が32位だしね。つまり、他人の期待に応えることを要求されつづけてうんざりしているからあまり肯定できない、ってことでしょ)、日本と同じくらいの順位をしめしているものがあったり、他の中南米諸国とはけっこう違う結果が出ていたりとかなかなか興味深かったです。
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■物語ラテン・アメリカの歴史 増田義郎 中公新書



タイトルそのまんま、ラテンアメリカの歴史を書いた本です。まあ物語といっても、それらしい趣向はありませんが、こむずかしくない読み物、という程度の意味なんでしょう。 なにせラテンアメリカ全体の歴史を大陸移動までさかのぼって書いてあるので、ブラジルについてもそんなには書いてありませんが、ラテンアメリカ全体の中で見ると、スペイン植民地だった国とのちがいがよくわかるし、イギリスとブラジルの関係の部分は目新しくておもしろかったです。
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